HPI ラジエーター


車の整備 ~ ラジエーター ~


HPI ラジエーターのインプレなどになります。

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ラジエーターとは?


車のエンジンを冷却するための部品で、LLCと呼ばれる液体が

入っていて、エンジン内に循環させてエンジンを冷却しています。

走行中のエンジンは大量の熱を発生しているので、冷却が

スムーズに行われないと、やがてオーバーヒートを起こします。


エンジンがオーバーヒートを起こすと、エンジンオイルが

焼き付いたり、内部の部品が壊れたりします。

そうならないように、きちんと冷却してくれる部品となります。

交換するメリットは?


ブーストアップやタービン交換をしてブーストを上げた車の場合、

上げた分だけ多くの空気を燃やしているので、発生する熱も

増えます。

その分、冷やす方の性能も上げなければ、冷却が追いつかなく

なります。

冷却性能を上げるためには、色々な方法がありますが、一番

基本的で、まずはここから始めるというのがラジエーターです。

車によってはエンジンだけでなく、ATなどの冷却にも関わって

いたりしますので、この部品を変えることで、全体的な冷却性能を

上げることができるようになります。


性能が高いラジエーターは何が違うのか?


まずはLLCの入る容量です。このLLCが多いほどエンジンの熱を

吸収できる量が増えます。


次に、ラジエーターの素材です。アルミなどの軽量で放熱性能が

高い素材が好まれます。

さらに、ラジエーターの目の形状も影響してきます。

だいたいの場合、車の先端近くに取り付けられ、走っているときの

走行風によって冷却しますが、この時に当たる風が、抜けやすい

形状であるほど、冷却性能が高くなります。

その他、サーキットなどではフロントのナンバーを外したりして、

ラジエーターに多くの風があたる状態にすることで、冷却性能を

高めたりしています。

※公道でナンバーを外すのはNGです。あくまでもサーキットでの

 話ですので、公道では外さないようにして下さい。

また、フロントのバンパーを変更することで、風のあたりと抜けが

良くなり、水温が下がった経験もあります。

高速を100キロで巡航中の水温が、92℃くらいだったのが、

フロントバンパー変更後に、同じくらいの気温の日で、85℃

まで下がったことがあります。

ラジエーターの性能は、基本的に水量、素材、風のあたりや抜けで

決まってきます。

もちろんラジエーターの中を流れるLLCの性能の差も出てきます。

実際に使ってみてどう?


実際に使ってみての感想ですが、以前より確実に冷却性能は

アップしています。

また、本体も多少は大きくなったとはいえ、軽くなったので、

フロントの感触も多少は変わりました。

悪かった点といえば、LLC漏れが発生しラジエーターキャップの

圧力を下げたら安定したことです。

製品についてくる純正のものではなく、車の純正の圧力のものに

変更しました。

それ以降は非常に安定しています。



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